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スタッフブログ

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Livre noir
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    タイトルはフランス語で『黒い本』

     

    決してフランス語に堪能ではない

     

    noir(ノワール)を使ってみたかっただけ

     

     

    日本語で『黒い本』と書いてしまうと

     

    怖〜い怪談集と勘違いされてしまう

     

     

    こちらは先日納品となった個人詩集

     

    とにかく『黒』にこだわった装丁

     

    表紙に使用した用紙は「NTラシャ漆黒」

     

    そこに白トナーインキで文字を印刷

     

     

    弊社には白トナー対応の機械が無いので

     

    組合のツテを頼って秋田の会社に発注

     

    東海林さん ありがとう

     

     

    表紙に準じて本文も黒字に白文字をと

     

    クライアントからのご希望だったのだが

     

    予算の都合で生成りの紙に墨文字の印刷

     

    ただ

     

    やはり見た目を真っ黒にしたいとのご希望

     

    クライアントの強い要望を何とか実現すべく

     

    弊社創業以来 初となる加工を試みた

     

     

    それは小口塗装

     

     

    小口とは印刷・製本用語で

     

    要は冊子本文の天地及び側面のこと

     

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%8F%A3

     

    本来は断裁仕上げされる部位なので

     

    本文使用紙本来の色合いが反映される個所

     

    そこを着色する特殊加工が小口塗装である

     

     

    個人的な持ち物で参考品を提示すると

     

    大友克洋「AKIRA」単行本のコレ

     

     

     

    もう数十年 印刷業に従事しているのだが

     

    どのような加工がなされているのか

     

    恥ずかしながら全く知識が無く

     

    ネットにて様々なサイトを検索してみた

     

     

    小口塗装の機械を導入している業者も

     

    多数ヒットしたことはしたのだが

     

    如何せん此方の仕様に条件が合わなくて

     

    社内加工を試みるしか選択肢は得られず

     

    であるなら手法をばと更に検索すると

     

    エアブラシを用い染料での塗装がヒット

     

     

    左様か然らば 試しにやってみようかと

     

    私物エアブラシ&アクリル絵の具を用意

     

     

     

    絵具を溶いてエアブラシのボトルに注ぎ

     

    コンプレッサーの圧縮空気で噴射塗装

     

    ヤレ紙(試し刷り等で使用した不要の紙)を

     

    ザックリ束ねて作った試験用の冊子モドキに

     

    数回塗り重ねると良い感じの染まり具合

     

     

    良いンじゃね? 出来ンじゃね?

     

     

     

    初めてでこン位なら上等じゃね?

     

     

    満足して 悦に浸って 1日〜2日放置

     

    充分乾燥したと見計らい擦ってみると

     

     

     

    …手が黒くなる

     

     

     

     

    定着してないじゃん!

     

     

     

    何遍試しても改善が出来ず…

     

    この手法はボツ!

     

    写真を押さえることさえ忘れていた

     

     

     

    こういうことも起こりうるかと

     

    代替案として用意していた

     

    もう一つの手法へとスライド

     

     

    気に臨み変に応じた適宜な手段

     

     

    などと

     

    云うほど大それた方法ではないので

     

     

    敢えてここには方法を明かさない

     

     

    実に

     

    あまりにも家内工業じみた手法なので

     

    これを一つの成功例として書き記すには

     

    若干の気恥ずかしさを禁じ得ない

     

    いや 企業秘密とか

     

    もったいぶっている訳ではなく

     

     

    ホントに大したことじゃないのよ

     

     

    それでも

     

    お客様にはたいそう喜んでいただいた

     

    思い描いたものに相応する出来だという

     

     

     

    何はともあれ

     

    お客様に喜んでいただければ本望

     

    そして

     

    お客様のイメージに近づけるため

     

    試行錯誤を重ねることにより

     

    こちら側のスキルがアップした

     

     

    新しい手法を試し自信になった

     

    己のキャパシティが拡がったと

     

    工場長自身も喜んでいることが

     

     

    自社の発展につながるステップ

     

     

    と 何か

     

     

    それっぽい言葉で結んでみる

     

     

    by RON

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