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スタッフブログ

<< 毎度毎度の年度末 | main | カラッ梅雨 >>
会長逝去
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    去る4月13日

     

    弊社会長取締役 名久井丈夫が逝去いたしました

     

    弊社の創立者であり 私の父でありました

     

    75歳でした

     

     

    昨年の5月始めに自宅前で鉢の植替え最中に倒れ

     

    岩手医大へ救急搬送 脳出血と診断され緊急入院

     

    その時点で一命はとりとめたものの

     

    左脳の脳幹近くでの出血により右半身の麻痺

     

    さらに

     

    言語を司る中枢の細胞が破壊されたため

     

    喋ることも こちらの話すことも理解できず

     

    コミュニケーションをとることが出来ない状態

     

     

     

    医大から民間の病院へ移りリハビリを始め

     

    当初は介護に協力するような意識も見られたらしいが

     

    私が面会に行くとほぼ毎回 口を開けて眠っていた

     

    揺り動かして起こし 言葉をかけてみても

     

    眼は合うのものの その眼差しはフラフラと彷徨い

     

    我の息子のことを認知していたのかどうかは疑わしい

     

     

    1か月程リハビリを試み 提示された結論が

     

    『回復の見込み無し』

     

    運動能力その他の向上が見られないので

     

    当院としてはこれ以上の処置は出来かねるとのこと

     

     

     

    自宅介護は困難なため介護福祉施設探しを始めると

     

    どの施設でも『胃瘻』の手術を勧められた

     

    麻痺のため自力で嚥下(飲み下すこと)が出来ない

     

    そのためその時期は鼻腔から胃まで細いチューブを通し

     

    栄養物を胃へ直接流し込む処置をとっていた

     

     

     

    麻痺の無い手でそのチューブを取り除いてしまったり

     

    経口摂取による誤飲などのリスクを防ぐため

     

    体外から胃へ直接繋がる管を通す手術を受けることが

     

    施設受け入れの必須条件だった

     

     

     

    その胃瘻手術を受けるため再度転院

     

    手術は成功 経過も良好

     

    受け入れてくれる施設も決まったのだが

     

    問題が発生

     

     

     

    本人 生来アレルギー体質だったらしく

     

    体力が落ちたため免疫力も低下して

     

    皮膚が真っ赤になり体中に発疹が見られた

     

    症状抑制の点滴薬にまでアレルギー反応が出るため

     

    担当の医者先生も四苦八苦 責任もあるので

     

    原因特定 症状改善までは転院を認められないと

     

     

    そして

     

    倒れてからそろそろ一年が経過しようとしていた4月

     

    暦の上では春なのだが小雪がちらつき

     

    やんだかと思うとまた降り始める変な空模様

     

    携帯電話に父の入院している病院から知らせが入った

     

     

     

    容態急変

     

     

     

    営業の外回り中 しかも割と近所にいたため

     

    直ぐに病院へ駆けつけ 家族にも連絡し

     

    躊躇したものの病室へ入ると心臓マッサージの最中

     

    担当の先生曰く

     

    体力が無くてマッサージをやめると心停止になる

     

    生命維持装置を使用するか家族で決めてほしいと

     

     

     

    おそらくは その時点でもう他界していたのだろう

     

    父の心臓は外的な刺激で動かされていただけ

     

     

     

    ほどなく家族が到着

     

    かねてより申し合わせていた通り生命維持装置は使わず

     

    もう充分頑張ったから

     

    疲れただろうから

     

    楽にさせてあげたい

     

    先生にそう告げ 臨終の宣告を受けた

     

     

     

    それからはバタバタとした展開

     

    葬儀一切の段取りは地域により多少の違いはあろうが

     

    慌ただしさはどこも一緒だろう

     

    ただやはり七十数年生きてきて

     

    それなに顔も広かった故人

     

    通夜 火葬 葬儀と

     

    非常に多数の方々に参列いただき

     

    お悔やみの言葉も頂戴した

     

    まことにありがとうございます

     

     

     

    さて近頃

     

    「お父さんについこのあいだ会ったんだけどねぇ」

     

    とか

     

    「歩いていたの見かけた 元気そうだったけど」

     

    などと

     

    あり得ないことをお聞きする機会が多い

     

    入院中だった時期の目撃情報

     

    物理的に 論理的に 無理がある話

     

     

    重々

     

    失礼を重々承知で言わせてもらえれば

     

    一年以上前にお会いした 或は見かけたことを

     

    最近と勘違いされていることが多数であろうと

     

     

     

    しかし

     

    あれだけ人と喋るのが好きで

     

    あちこちに顔を出していた父のこと

     

    もしかしたら

     

    思うように動かない身体を抜け出し

     

    フラフラと動きまわって

     

    いろいろな方に会いに行っていたのかもしれない

     

     

     

    昔馴染みの方々

     

    もし父が急に訪れても無下に追い払ったりせず

     

    お話を聞いてあげてください

     

    怖がる必要はありません

     

    実害と云えば

     

    ダラダラとオチの無い長話をされるぐらい

     

    思い出話に花を咲かせ暫くお相手いただいて

     

    本人も気が済めば直にお暇するでしょう

     

    あとからでもその旨お伝えいただければ幸いです

     

     

    by RON

    | - | 16:49 | comments(0) | - | - |